これまでRICOH THETA Z1は手持ちで撮影していましたが、三脚での撮影・三脚の消し方を覚えたので、シェアしますね。
RICOH THETA(リコーシータ)とは
RICOH THETAとは、自分を取り囲む360°の画像・映像が撮影できるカメラになります。「全天球カメラ」とも言われています。
RICOH THETAのほかにも「全天球カメラ」と呼ばれるものはありますが、精密機器メーカーのリコーが発表している「THETA」シリーズは、ラインナップの豊富さ、価格やクオリティの高さから多くの支持を得ています。
とくにコロナ禍の不動産販売・住宅販売の販促・PRなどでよく使われるようになり、一気に火がつきました。
360°カメラで撮影すると自分が写り込んでしまう…
360°カメラの撮影は、いわゆる「普通のカメラ」とは決定的に違う部分があります。球体で撮影しているので、ちょうどレンズの真下にくる三脚や自分が映りこんでしまうんですね。
たとえば飲食店の360°撮影をしたときなど、三脚が映りこんでしまうとお店の雰囲気を損ねてしまう恐れもあります。なので、きれいに、ナチュラルに三脚を消す方法を調べてみました。
↑ちょっとこんな風に作成するのは趣がないですよね…。私のアカウントのストリートビューなんですけどね、これが納品クオリティだったらがっかりさせてしまいますね…><
大丈夫。360°写真に写り込む三脚は、Photoshopできれいに消せます!
それでは実際にどうやって消していくのか挑戦してみました。ちなみに、私はPhotoshop CCを使っています。
1:Photoshopに写真をとりこむ
画像下部に映りこんだ黒いのが、三脚の雲台にあたるところです。これが無くなればすっきりとした見栄えになりますね。
2:メニューの「イメージ」→「画像の回転」→「180°」
メニューの「イメージ」→「画像の回転」→「180°」を選んで、回転させます。天地が逆になったら正解!
3.メニューの「フィルター」→「変形」→「極座標」を選択
メニューの「フィルター」→「変形」→「極座標」を選択します。
極座標の中には選べるボタンが二つ。「直交座標を極座標に」にチェックをいれます。そうすると、ぐるっとまあるい写真になり、三脚に当たる部分が中心により、点のようになります。
4:メニュー「編集」→「塗りつぶし」
三脚の部分を選択してから、「編集」→「塗りつぶし」を選んでください。
「コンテンツに応じる」にチェックすると、三脚部分はまわりの背景に合わせて、ナチュラルに消えていきます。自動で消えるのでPhotoshopが扱えない人でもできると思います。
三脚が消えたら、選択を解除します。
5:構図を戻して完了
三脚を消した後は、逆の手順で構図を戻せばOK!
・メニュー→「フィルター」→「変形」→「極座標」を選択し、今度は「極座標を直交座標に」にチェックを入れます。※逆なのでご注意ください。
・メニュー→「イメージ」→「画像の回転」→「180°」を選んで元に戻せば、きれいに三脚が消えたた写真に戻っています。
この手順で三脚を消したのがこちら。
いかがでしょうか? ぜひ三脚を消してきれいに見せたい方、ぜひこの方法でレタッチしてみてください。
写真をグーグルストリートビューに公開する方法はこちらからご覧ください。