工務店・リノベーション会社向け、お客様インタビューの作り方決定版!|選ばれる理由を残すインタビューコンテンツの完全ガイド

お客様インタビューは、施工事例では伝えられない「住んでからの本音」を、お客様自身の言葉で残すコンテンツです

会社が自社を褒めると自画自賛ですが、お客様の「お願いしてよかった」は第三者評価として強い説得力を持ちます。
狙うターゲット層と一致する満足度の高いお客様を3人ほど選んでインタビューをしましょう。

一人称(主語が施主で「私は」からスタートする文章)で、決め手や住み心地、ときにネガティブも交えて見せると、価格競争から抜け出せる「選ばれる理由」になります。

施工事例は一生懸命作っている。でも、実際に住んでどうなのかは、なかなか伝わらない——そのギャップを埋めるのが、お客様インタビューです。

家を見せるだけでなく、「実際に家を建てた人が満足している様子」が見えると、第三者から評価されている会社だと伝わり、施工事例とは違った説得力になります。

目次

なぜお客様インタビューが必要なのか

シンプルにお伝えすると、工務店やリフォーム会社が「うちはいい会社です」「うちはいい家づくりをしています」と言うより、お客様が「お願いしてよかった」と言う方が、はるかに説得力があるからです。

人は賑わいに惹かれます。

行列のできるお店が気になって「行きたい!」って思うことと一緒で、施工事例だけが並ぶサイトより、満足したお客様の声が見えるサイトの方が「良さそう」と感じてもらえます。

インタビューは、その賑わいを演出する第三者評価のコンテンツ。記事を作ること自体が目的ではなく、「選んだ理由」や「実際に住んだ後の実感」を見える形にして残すことが狙いです。

工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方
工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方

施工事例とインタビューの使い分け

施工事例は「会社目線」、インタビューは「お客様目線」です。

施工事例は「私たちが建てました」という仕様・数字・機能の説明(カタログ的)。インタビューは「体験して満足しています」という満足度・リアルな暮らし・感情(ストーリー)。打ち合わせでは聞けなかった本音が出ることもあります。

工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方
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お施主様インタビュー(お客様インタビュー)がもたらす効果

お施主様インタビュー(お客様インタビュー)は、信頼・差別化・担当者の魅力・疑似体験・価格競争からの脱却・リスク低減、などの効果を同時にもたらします。

工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方

特に大きいのが「疑似体験」と「価格競争からの脱却」です。

読み手は自分に近い人(同年代・同じ家族構成)の記事を選び、「自分だったら」と重ねて読みます。そして価格以外の価値(提案の深さ・対応力・相性・安心感)が見えると、比較軸がスペックから情緒へ変わり、単純な価格勝負ではなくなります。

さらに、あえてネガティブ(迷った点や小さなトラブルへの誠実な対応)を入れると、対応の真面目さが伝わり、問い合わせ前の不安が減ります。

工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方

お客様インタビューは、「誰にお願いするか?」の人選が最重要です!

お客様インタビューは、今後狙いたいターゲット層と一致する、満足度の高いお客様を選びます。

子育て層が欲しければ子育て層、リタイア層も狙うならその層を、各層3人ほど並べると「こういう人が選んでいる」と伝わります。

条件は、満足度が高い/協力的/できれば顔出しOK/住み心地が分かる/メリットだけでなくネガティブも話せる/会社のコンセプトを理解している人

欲しい客層を逆算して人選するのがコツです。

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依頼のタイミングと流れ

工務店やリフォーム会社の場合は、引き渡しのときに「取材させてください」と打診するのが自然です。取材のタイミングは引き渡しからすぐ~1〜2ヶ月後がよいでしょう。

事前に質問票を送り、リマインドも必ず行います(忘れる人がいますので!)。改めて予定するのが難しければ、点検のタイミングに合わせて聞きに行くのもアリです。

工務店のお客様インタビューの質問リストを大公開!

家づくりやリノベーションのきっかけから住み心地まで、決断のストーリーが追える順に時系列に聞きます

家づくりのきっかけ
会社を知ったときの第一印象
何が決め手で選んだか(あえて聞かないと会社は把握していません)
特にお願いしたことと会社の提案
気に入っている場所・思い出深い出来事
住み始めて変わったこと(無垢の床の肌触り、光熱費の変化、家族のコミュニケーションなど)
他社と迷った点
「こうすればよかった」失敗談
アフターの対応
友人・両親の反応
一番見せたいおすすめポイント
ここだけは譲れなかった場所
これから建てる人へのアドバイス・担当者へのメッセージ。

このような内容で骨子を固め、話の流れで追加質問をアドリブで出していきます。

工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方
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インタビュー記事における写真の考え方

メイン写真は第一印象を決める最重要ポイントです。

はぐくむ的おすすめは、【顔出し・カメラ目線・笑顔】の家族集合写真です。最も信頼感が出て、年齢層もダイレクトに伝わります。あと撮影しやすいのも良い点です。

暮らしの雰囲気写真はおしゃれですが、記事の最後にはカメラ目線も入れたいものです。

なお、一度顔出しするとシェアでサムネイルに使われ続けるため、プライバシーと将来を考えると暮らしの雰囲気寄りも一案です。

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インタビュー記事のまとめ方:一人称がおすすめ

ホームページのインタビューは、一人称方式(お客様の言葉を鍵括弧でそのまま)がおすすめです。

施主の言葉の熱量がそのまま伝わり、AIで要約・整形もしやすい。雑誌系の事例紹介で使われる三人称の文章よりも、自社サイトには一人称が向いています。

工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方

文章を書くときは、メイン写真→キャッチコピー(例「子どもが裸足で走り回る家」)→導入→Q&A5問ほど並べる構成で、読み応えのある記事が完成します。

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他社がどうしているのか、気になる謝礼や当日の流れについて

インタビューの依頼は、無料で頼まず、必ず感謝を形で伝えます。

各社さんのインタビューを担当していて、平均的な事例をお伝えしますね。

お礼は1時間拘束をするのであれば、クオカード5,000円分ほどが目安。

金券を渡すことが生々しくて気になるようであれば、心のこもった菓子折りもよいでしょう。

また、ご契約時に顔出し特典として少々お値引きして、竣工後の条件としてお願いする会社もたまにあります。

工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方

こういった取材でやってはいけないこともお伝えしておくと、脚色・やらせはNGです。

写真の公開範囲(SNS・雑誌の可否)は最初に合意し、表札・車のナンバー・隣家の洗濯物などプライバシー処理を行います。取材は、竣工撮影とは別に1時間程度が目安(インタビュー30〜40分)。同意書(公開範囲・顔出し・個人情報)も忘れずに。

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1回の取材で、ここまで活用できる

1回、お客様インタビューを行えば、何度も使い回せます。

取材中にInstagramのストーリー投稿、公開前のティザー投稿、ホームページのインタビュー記事、ブログの裏話、営業用の商談スライド、パンフレット・チラシ、Googleマップ(MEO)、LINE配信、X・Facebook…。

さらに記事内に施工事例へのリンクを貼り、ページ下部に資料請求・見学会への動線(ネクストステップ)を必ず置きます。

工務店広報のはぐくむ_インタビューコンテンツのつくり方

よくある質問(FAQ)

Q. 工務店のお客様インタビューは何のために作る?
A. 施工事例では伝わらない「住んでからの本音」を第三者評価として残し、信頼・差別化・問い合わせにつなげるためです。

誰にインタビューを依頼すればいい?

今後狙いたいターゲット層と一致し、満足度が高く協力的なお客様です。各層3人ほど並べると「こういう人が選んでいる」と伝わります。

お客様インタビューでは何を聞く?

きっかけ・決め手・気に入っている場所・住んで変わったこと・これから建てる人へ、を軸に、ときに失敗談や迷った点も聞くとリアルになります。

インタビューのお礼はどうする?

1時間ならクオカード5,000円分や菓子折りが目安。契約時の顔出し特典として条件化する会社もあります。タダで頼まず感謝を伝えます。

記事は一人称と三人称どちらで書く?

自社サイトなら一人称がおすすめ。お客様の言葉の熱量が伝わり、AIで要約・整形もしやすいためです。

まとめ

お客様インタビューは、「選ばれる理由」をお客様の言葉で残すコンテンツです。狙う客層と一致する満足度の高い人を選び、決め手や住み心地を一人称で語ってもらいます。

1回の取材を記事・SNS・営業ツールに展開すれば、価格競争に巻き込まれない強い資産になります。

取材の質を上げる「施工事例ヒアリングテンプレ」を配布しています。インタビューの質問設計にも使えます。「自社だけでは難しい」と感じたら、はぐくむでも取材・撮影・記事化を伴走しています。

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この記事を書いた人

高橋 かずえのアバター 高橋 かずえ 代表取締役

はぐくむ株式会社 代表取締役 高橋かずえ|2005年創業。工務店やリフォーム会社の「伝える」を、22年支えてきました。

住宅業界を専門にするインタビューライターとして、そして工務店・リフォーム会社の広報を支援する伴走者として活動しています。2005年に独立し、「はぐくむ」を立ち上げました。以来、経営者・職人・現場監督、そして家を建てたお施主様まで、これまでにインタビューをした方は1,000人を超えます(導入事例、お客様の声、採用、経営者インタビューなど)。住宅そのものの取材は500件以上になりました。

住宅雑誌への執筆から、街の工務店さんの広報媒体、ハウスメーカーの制作物まで、幅広く手がけています。

kazue(at)hug-kumu.com  ※(at) を@に直してご連絡ください。 

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