東京都目黒区に位置する「おはよう接骨院」の院長・野尻秀樹氏に【LINE公式アカウント+Lステップ】を導入したきっかけや成果、そして今後の展望について詳しく伺いました。
(取材・執筆:高橋かずえ)
プロフィール
おはよう接骨院 院長 野尻秀樹 様
おはよう接骨院は、東京都目黒区、東急東横線学芸大学駅より徒歩8分の整骨院です。捻挫や骨折、スポーツ外傷、交通事故治療などの保険診療のほか、自由診療ではエネルギー治療にも力を入れています。
院長の野尻秀樹先生は神奈川県出身。2011年におはよう整骨院を開院し、延べ10万人以上の患者様に治療を手掛けてきました。一時的に治療の世界を離れ、カナダでインディアンと共生したという珍しい経験も。ユニークでエネルギッシュな野尻先生が経営する「おはよう接骨院」には、体の健康だけでなく心の元気・健康を求めるお客様でにぎわっています。
(取材:高橋かずえ)
はぐくむが担当した仕事
整骨院・接骨院向け【LINE公式アカウント+Lステップ】を制作し、LINE予約システムを構築
ダブルブッキングのあった接骨院・整体院のWeb予約システムの不満を解消したい!
野尻先生、今日はインタビューのお時間をいただきましてありがとうございました。2022年3月に制作した「LINE公式アカウント」について、利用方法などをお聞かせください。
さて本題に入りますが、野尻先生が「LINE公式アカウント」に注目したのは、どのような理由からでしょうか?
まず、当院にはふたつの問題がありました。
ひとつ目の問題は、ホームページがスマホ対応になっていなかった点です。2021年の年末に、ホームページのリニューアルしようかと考えていましたが、費用的にも作業工数的にもかなりの負担になるので、「いや、待てよ」と。
ふたつ目の問題は、Web予約システムの使い勝手の悪さです。あるWeb予約システムを使っていましたが、予約のアラートがタイムリーに来ないため、窓口での予約受付とWeb予約がダブルブッキングになってしまうトラブルがたびたびありました。
このような解決したい課題があり、さらに仲間の整体院では「LINE公式アカウント」を使いこなしているところもある。「ひょっとしたら、LINE公式アカウントをつくれば、予約システムへの不満も解決するのかもしれない?」と思い、知り合いの高橋さんに相談しました。
私もお話をいただいたときには、私のスキルで「LINEで予約システムができるかな?」と正直心配でした。しかし、いいタイミングでご縁があり、LINE公式アカウントを集客向けにカスタマイズ・自動化できる「Lステップ」というツールがあるということを知り、可能性を感じて必死で学びました。
野尻先生、私の【LINE公式アカウント+Lステップ】の最初のお客様になっていただき、本当にありがとうございました!
LINE予約システムの評判は上々!「電話をかけなれば…!」という心理的負担を削減
現在、2022年7月です。導入から3~4カ月経って、単刀直入に伺います。LINE予約システムの使い勝手はいかがですか?
正直、今まで使っていたWeb予約システムより遥かに使いやすいです。LINE予約システムの側面だけで見てみても、困っていることはなくて、導入してよかったと心から思います。
使い始めて数カ月経ち、【LINE公式アカウント+Lステップ】を使いこなして、もっと色々なことをやっていきたい!と意欲が湧いてくるようになってきました。
そう言っていただけて、ホッとしました。私も予約状況は確認するようにしているので、お客様とコミュニケーションもとれているのが分かりますし、予約も埋まっているので、安心しています。
LINE公式アカウントをつくるときは、「おはよう接骨院の患者様が新しいLINE予約システムを使いこなせるかどうか?」を心配されていましたがその点はいかがですか?
評判は非常にいいです。LINE公式アカウントからそのまま予約ができるというのは、患者様にとっては気軽でいいですよね。特にLINEを使いこなしている世代からは非常に評判がいいです。「予約のためにわざわざ電話をかけなれば…!」という心理的負担はだいぶ減ったのではないでしょうか。
ただ、年齢層が高い年代の患者様の中には、そもそもLINEを使っていないという方もまれにいらっしゃいます。その点は電話で対応をすれば問題ないので、私は納得して使い分けています。
普段の自分自身の行動を振り返ってみても、美容院へ行くとき、飲食店に予約するとき、旅行へ行くときなど…、予約という予約はほぼWebから手続きをしていますね。逆に電話をかけることに抵抗があります。
今回、おはよう接骨院さんで構築したように、LINE予約システムがあれば、いつでも予約の空き時間が確認ができて、自分の好きながタイミングで予約ができます。患者様にとって本当に便利だと思いますよ!
院内のいたるところに、LINE公式アカウントのQRコードを掲示。友だち数アップに注力
LINE公式アカウントを使いこなすためには、友だちの数が多ければ多いほど稼働率が上がります。野尻先生はどのようにお友達の数を増やしていますか?
最初は、来院した患者様お一人お一人に声をかけていました。
受付に掲示してある「友だち追加」のQRコードを読み取ってもらい、予約が簡単にできること、休診のお知らせや役立つ情報を配信していることをお伝えして、登録を促していました。常連の患者様で170人ほどがすぐに登録をしてくださいました。
あとは、新規のお客様については、おはよう接骨院のホームページやFacebookページなどからLINE公式アカウントへ登録がありますね。
これは私の推測ですが、①学芸大学の接骨院・整体院を検索→②Googleビジネスプロフィールに寄せられたクチコミを閲覧→③ホームページを確認→④LINE公式アカウントに登録→⑤新規の予約を入れてくださるという流れです。
今までは、新規患者様は、電話で予約をしてくださるケースしかありませんでした。しかし今は、電話でお話することもなく、そのままLINEから予約が入ります。なんだか新鮮な感覚です。
【LINE公式アカウント+Lステップ】を患者様への情報発信源に
LINE予約システム以外に、【LINE公式アカウント+Lステップ】をどのように活用していますか?
毎月1日に、季節の挨拶や自己紹介的な話にプラスして、身体のメンテナンス情報などをLINEマガジンとして配信しています。
あまり週に何度も配信してしまうと、患者様のご迷惑になるかもしれないのと、自分自身の負担が増えるので、月に1回、月刊誌のように必ず配信すること、継続することを目標に自分で記事を書いています。
自分の頭の中で考えていることを言語化して伝えることは、ここ数年「やらなくては!」と思っていたことでした。また、私が何を考えているのか知ることができたら、患者様にとってもメリットのあることだと思うのです。
2022年6月は、私がかつてカナダのインディアン村で過ごした話題を織り交ぜてみたら、なかなか好評でしたよ(笑)。
私も野尻先生からのメッセージを楽しみにしています。
やはり、ご自分で文章を考えて投稿することで、先生のお人柄や治療への考え方が文章からにじみ出てくるのがいいですね。
月に1回と回数が少な目だったとしても、定期的な配信の積み重ねで信頼を寄せてもらえたり、しばらく通っていなかった方に思い出してもらえるきっかけになったりします。頑張って続けていきましょう!「売り込みだけの文章にしない」のがポイントですよ。
初めて「マーケティング」という意識が芽生え、集客アップに邁進!
LINE公式アカウントの制作会社はいろいろあると思うのですが、今回「はぐくむ」を選んでいただいたのはどのような理由からでしょうか?
(自分自身で聞きにくい話題なのですが・・・)
まず、高橋さんと知り合いでしたので、すぐに声をかけました。高橋さんは私の治療方針をよくご存じなので、「院のことを理解している方にお願いしたかった」というのが一番の理由です。
これまでにホームページなど、複数の制作会社とお付き合いをしていますが、なかなか「治療」に対する部分を理解しているかどうかで、できあがってくるものが違うのはわかっていました。
正直、他の業者さんに頼んでいたら、【LINE公式アカウント+Lステップ】の構築に3倍は時間がかかっていたのではないでしょうか。特殊な治療もありますので、なかなかすぐに理解してもらうのは難しいんです。
私は野尻先生の治療のファンですし、こういった集客に使う文章は20年近く書いているので、メニュー紹介や治療院紹介の文章を書くことは負担ではなく、得意分野です。そこにも喜んでいただいて嬉しく思います。
個人の接骨院ですと、治療も行いながら「紹介用の文章をください!」と言われてもなかなか取り掛かるのに腰が重たいものです。
高橋さんは、「こんな風に書きましたがいかがですか?」とたたき台を作ってくれて、スムーズに作業が進むようにレールを敷いてくれた。おかげでぽんぽんと作業が進み、【LINE公式アカウント+Lステップ】の運用開始・ローンチまでこぎつけることができました。
ありがとうございます。今回、【LINE公式アカウント+Lステップ】を構築したことで、経営者として心境の変化ございますか?
あります。苦手と感じていたインターネットツールを「使ってみよう、習得してみよう!」という前向きな気にさせてくれました。
今までこういったシステムには頼らずに10年営業を続けてきました。このLINE公式アカウントの構築をすることで初めてマーケティングという意識が芽生え、常に「どうすれば集客力が上がるのか?」「業務効率化を図れるか?」、はたまた「お客様に喜んでいただけるのか?」と考えています。高橋さんの力を借りて、Lステップで下半期どれだけの結果が出せるかとても楽しみです。
ありがとうございます。セミナーや物販など取り組める施策はまだまだあると思います。いっしょに考えていきましょう!
~野尻先生、お忙しいなかご協力いただきありがとうございました~
取材日時:2022年7月
おはよう接骨院様のホームページ(http://ohayo-sekkotsuin.com/)