中小企業のマーケティングコンテンツ制作で考えたいブランディングの話

高橋のブログ

こんにちは、はぐくむの高橋です。

先日、いつもお世話になっているザメディアジョングループ様の30周年記念感謝祭へ行ってまいりました。さて、そのパーティで講演会がありまして、その内容がとても良かったのでこちらに記しておこうと思い、久しぶりにブログを執筆いたします。

マーケティングコンテンツ制作で感じている、漠然とした悩み

普段、企業様のコンテンツ制作をするときに「どういった言葉を選んだら、消費者に届きやすいのか」と想像を膨らませながら記事を書くのですが、「なんとなく全体のトーンと合わせて」だとか、「こういう表現が好きそう」などの曖昧な判断をするときが、…ホンネを話すとあります。

これまで声をかけていただいたいくつかのキュレーションメディアや、コンテンツマーケティングをしている「大手企業」の場合は、何人ものライターが携わるので、執筆レギュレーションや読者像(ペルソナ)が明確に決まっていましたが、中小企業の場合はそうとは限りません。情報発信する際に大切な「誰に向けて発信するか」が鈍ってしまうときがありました。

例えばこのような悩みはありませんか? 記事を書くときに、多くの読者がいるなかで「どこにレベルを合わせるか」という悩みです。

「SEOの単語の意味はもう説明しなくていいだろう。でも、SEMという言葉は響くのかわからない。リスティングというのか、あるいは業界的にPPCと統一した方が分かりやすいのかもしれない」などです。

最近あった例は、Googleとするのかグーグルとするのか。結局初心者向けの記事だったので、グーグルに統一し、関連する言葉も、ホームページ、ヤフー、目標値など日本語名に統一することに決めて伝わりやすいように配慮し、配信したケースもありました。

このような書き手の悩みは、ターゲットが明確になっていればある程度は想像ができることですし、もともと編集体制が整っていて用字用語の統一基準があれば起こらない悩みでもあります。しかし、そうとは限らないのが中小企業のコンテンツ制作ですよね!

用字用語の問題だけでなく、文章の雰囲気や、読後感、テンションにも派生するので、ある一定の基準はあった方が書きやすいですし、依頼する側としても安心材料になるものではないでしょうか。

ブランディングセミナーでお聞きしたこと

そんな折、数々のブランディングを手掛けているカタパルトの佐藤さまのお話を聞く機会に恵まれました。

そのセミナーの中では、ブランディングとは「好きになって買ってもらい、利益を上げること。決してデザインをいじったり、ネーミングをいじったりするうわべだけのものではない」という志のものと、7つの柱を教えていただくことができたのでシェアいたしますね。

ターゲット 誰に買ってもらいたいのか。誰を攻めるのか。

認知ゴール 消費者にどう思ってもらえると、事業は成功するのかを考える。

ブランディング戦略 認知ゴールへ到達するための方針。決めたら、その戦略にのっとってどう行動するのか戦術に落とし込む。

(④・・・ここを忘れてしまいました・・・)

FACT(機能・情緒)FACTがないと説得にかけるため、商品・サービスにはFACTを持たせること。

インサイト 顕在化していない本音を知ること。言葉になっていない、消費者の共通点を探すこと。(ターゲットに対し、1対1のインタビュー方式で、好みや悩みの調査をするのがおすすめ、とのことです!)

ブランド・パーソナリティ ブランドの性格・トーン&マナーのこと。

このような7つの柱のもと、各ブランドの「人格」「性格」のようなものを形成していくことがブランディングだということを教えてもらいました。また、企業や商品には一貫性が求められていることも熱く話されていました。一貫性というのは言葉や見せ方の一貫性ですね。どうしてもギャップがあるとブレてしまうので、消費者からの信頼度が落ちるそう。

「ブランディング」というと、大手企業が取り組むイメージがありましたが、中小企業でも、あるいは各媒体ごとに、ブランドを確立すことが今後大切なのではないかと感じています。

そしてブランディングを成功させるために大切な3つのポイントとして、1:商品・サービスと真摯に向き合うこと 2:誰もやらないことをやること(=難しいことをやること) 3:熱意をもってやること とお話しし、最後に「不景気になると、広告ではモノが売れないのでブランディングに走る傾向がみられる」とのコメントも印象に残り、講演会が終わりました。

まとめ

ブランディングの話をお聞きして、改めて自分や「はぐくむ」を見つめ直すこともしましたし、何人かのライターが関わりそうな媒体は早速執筆レギュレーションや読者像(ペルソナ)を改めて考えてみました。

マーケティングとブランド、PRは、企業の大小は関係なく、切っても切れない関係です。とはいえ、中小企業でブランディングという視点を明確にしているを会社はあまりないのではないでしょうか。小さな企業になると、担当者(経営者)お一人ですべてを考えている、というのが現状でしょう。私は、企業様のコンテンツ制作をしている発信者側の人間として、もっと知る必要があると良い刺激になりました。

マーケティングという視点と共に、ブランディングを一緒に考えていけると、品質の高い発信ができるのでしょうね。日々勉強ですね!

おまけ

主催のザメディアジョン様が広島の企業ということで、こんなにかわいい、旬なお土産をいただきました! また引き続きよろしくお願いいたします。

広島に拠点を置くお客様からのプレゼント?企業様の30周年感謝祭にていただきました。かわゆ? ・ そこでブランディングのミニ講演をお聞きしてきた。コンテンツ制作をする情報発信者として、切っても切れないノウハウだと思う(が、そこまでできている中小企業は数少ない!)。 ・ ブランド=一貫性 ブランド=人でいう「性格」 ブランド=どう思われたら成功する?など。 ・ ・ ・ 人にも応用できるから、ブランディングを知ることで出世する人も多いのだとか?「誰もやらないことをやること」ってのも今の私には響きました。もっと知りたいです☺️ #カープ #折り紙

たかはしかずえさん(@kazuecamera)が投稿した写真 –

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