工務店広報の始め方|採用も外注もせず社内で「継続できる広報」をつくる全体像

  • 工務店の広報が続かない原因は、能力ではありません。実は「判断・媒体・作業」の3つの工程を分けずに進めることで、仕事の分解ができずに混乱が生じてしまいます。
  • 判断(何を語るか)は社内に残し、作業(書く・撮る・更新)はAIと外注で負担を軽くすることで、わざわざキャリアのある広報担当者の採用や丸投げをせずに自走できるようになります。

「広報をやらなきゃ」とは思っていても、何から手をつければいいか分からないまま時間が過ぎてしまう・・・。それは珍しいことではありません。

小さな会社は、どうしても自社の広報は後回しになってしまいがちですよね。広報は社内からは見えにくいため評価されにくく、すぐに効果もでずにモチベーションの保持も難しいものです。

しかし広報はそういった「やる気」で続けるものではなく、「順番と仕組み」で回していけば怖くありません。予め、会社の訴求方針やルール、広報を発信するスケジュールを決めておくことが大切です。

目次

なぜ工務店の広報は続かないのか

続かない原因は主に「属人化」「更新停止」「外注依存」の3つが考えられます。

小さな工務店・リフォーム会社では広報担当者が一人いるかいないかではないでしょうか。

社長が広報を担当していることもありますし、まったく広報の経験がない事務の方が業務の一つとして取り組んでいることが良くあります。

その場合は業務が忙しくなった瞬間に止まってしまいます。

また、よくあるお困りごととしては広報担当者が定着しないことです。せっかく仕事を覚えたとしても、評価もされずになぜか「適正ではないのかもしれない…」とやめてしまう…。

「それならば外注化したほうがいい!」そんな風に思うことも仕方のないことですが、でも安易に外注に丸投げはちょっと待ってください。外部に丸投げすればノウハウが社内に残りません。

広報の全体像は「3つの工程」で整理しよう

広報の仕事は、
①何をお客様・見込み顧客に向かって語るかの判断:戦略
②何の媒体に掲載するのか:HP・ブログ・SNS・プレスリリース
③コンテンツ制作や分析をする手:作業

の3つの作業に分けると整理できます。

多くの人は③のコンテンツ制作から始めて、うまくいかずに疲弊してしまいますが、本当に重要なことは、①の判断になります。

何を・いつ・どのメディアで・どう表現し・どう対応するか。広報の軸を決めておかないと行動することができません。社会からどのように見られるか、信頼やブランドを築くために、御社にしかない資産をしっかりと考えて、一貫性を持たせて発信をしていきます。

採用でも丸投げでもない「第三の道」=社内で自走する

では、小さな住宅会社でも広報を強くする最善策はどのようなものだと考えますか?

小さな会社こそ、広報の判断を社内に残し、作業をAIと外注で軽くすることで「自走」の道が開けていきます。採用は一人採用するのに数百万のコストがかかることもあるものの離職リスクと隣り合わせですし、かといって、広報代行会社や、ホームページの制作会社に丸投げするのはノウハウが残りません。

「第三の道」として社内にノウハウを蓄積しつつ、作業はAIや外注スタッフが実行していく方法をとれば弱点を補いながら会社の広報を動かしていけます。

2026年に入り、AIは非常に優秀になり、また種類も豊富になり、記事の下書きや素材づくりのスピードアップに貢献してくれるようになりました。しかし、AIがつくったものをそのまま公開したのでは、どんなに素敵な会社でも熱量が伴いません。

AIや外注を使って作業時間を短縮したとしても、「自社の家づくりをどんな言葉で語るか」の判断はまた別のハナシで、AIでは判断できず、外注に任せることも難しいところです。

はぐくむが伴走支援をしているある会社では、完成見学会の集客に向けた情報発信方法やそのタイミング、順序を「なんとなく」の手順で実施していたところを、広報の発信の順番やタイミングを見直しました。そうすることでいままで集客に苦戦していましたが、たくさんの新規予約を獲得。「待ってました!」の段階で初めて広告を使うことで広告効果も高く、過去一番の予約数を得ることができたのです。

詳細はまたべつのブログでまとめていきますね。

何から始める?最初の90日の地図

結論からお伝えすると、強みの言語化 → 媒体の選定 → 運用の型づくり、の順で進めます。最初の1か月は「自社の強み・お客様が選んだ理由」を言葉にすることに集中します。これがあることで、発信のすべてに一貫性が生まれ会社のブランドや信頼が醸成されていきます。

次に媒体を1つに絞り、最後に続く更新リズムをつくります

よくある質問(FAQ)

工務店の広報は何から始めればいい?

まず自社の強みとお客様が選んだ理由を言葉にすることから始めます。媒体選びや投稿はその後。判断の土台がないまま作業を増やすと続きません。

広報は社内と外注どちらがいい?

判断(何を語るか)は社内、作業(書く・撮る・更新)は外注やAIに任せてもよい作業範囲です。しかし全部を外注に任せるとノウハウが残らず、発信に一貫性を持たせにくい。全部自前は続きません。

少人数の工務店でも広報はできる?

できます。AIが下書きや素材づくりを担うため、専任がいなくても回せます。鍵は判断を社内に残すことです。

広報の成果はどのくらいで出る?

立ち上げの目安は約3ヶ月。強みの言語化→媒体選定→運用の型、の順で進めれば自走に近づきます。

まとめ

これまで長い期間、工務店広報のお手伝いをしてきました。工務店広報が続かないのは設計の問題です。うまくAIや外注を活用して判断を社内に残し、広報担当者の作業を軽くしていきまそふ。この形にすれば担当者が変わっても広報は止まりません。

【入門】工務店広報 90日スタートロードマップ

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この記事を書いた人

高橋 かずえのアバター 高橋 かずえ 代表取締役

はぐくむ株式会社 代表取締役 高橋かずえ|2005年創業。住宅会社の取材・執筆・販促制作が専門。エクスナレッジ等の住宅雑誌での執筆実績多数。2021年より工務店向けオンラインアシスタント/社内広報育成サポートを提供。

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